「安いから」という理由だけでミニレターを多用する前に、必ず把握しておくべき構造的リスクがあります。それは、ミニレターが普通郵便と同じ扱いであり、「追跡番号」も「損害賠償補償」も一切付帯しないという事実です。
ネット上の情報では「万が一の紛失が怖いなら特定記録をつければ良い」というアドバイスを見かけますが、これには経済的な落とし穴が存在します。ミニレター(85円)に特定記録(+210円)を付加すると合計295円となり、日本郵便が提供する「クリックポスト(185円)」やフリマアプリ公式の匿名配送(ゆうパケットポストmini等)の料金を大幅に上回ってしまいます。特定記録を足した時点で、ミニレター最大の強みであるコストメリットが完全に崩壊するのです。
フリマアプリでミニレターを使用する場合、「発送通知を押したのに相手に届かない」「郵便事故で不着になった」というトラブルが発生した際、追跡記録がない出品者側は発送の証明が極めて困難になります。購入者から未着申請を出された場合、事務局の裁定によって取引がキャンセルされ、商品代金も商品自体も失うリスクを背負うことになります。