乳幼児の気道の太さをイメージしたことがあるだろうか。3歳児の気道の直径は、大人の指の太さほど、わずか1センチ前後しかない。家庭でよく使われるトイレットペーパーの芯(直径約4cm)を想像してほしい。この芯を通ってしまう大きさのものは、すべて子どもの喉に詰まるリスクがある。
一般的な市販の飴玉は直径1.5〜2センチ前後。まさに「一発で気道を完全に塞いでしまう最悪のサイズ」なのだ。
消費者庁や小児呼吸器学会の報告によれば、食品による子どもの窒息事故において、飴やミニカップゼリー、ナッツ類は常に上位に挙げられている。表面が滑らかで水分のついた飴は、吸盤のように気道に密着し、一度詰まると手やピンセットで取り出すのが非常に困難という特徴もある。