映像ディレクター・田向潤が監督を務めたにんじゃりばんばんMVは、公開直後から世界中のクリエイターコミュニティを震撼させました。CGを駆使した極彩色の巻物、浮世絵風のモンスター、CGの忍術エフェクトが織りなすサイケデリックな世界観は、現在見返しても全く色褪せていません。
さらにヒットの起爆剤となったのが、振付師・MAIKOが手掛けたにんじゃりばんばん振付ダンスです。忍者の印を結ぶポーズや手裏剣を投げる仕草を、誰でも真似できるミニマルな手振りに落とし込んだことで、当時の学園祭や忘年会、さらには現在のTikTokやYouTubeショートに至るまで「踊ってみた」動画が絶え間なく投稿される構造を作り出しました。
当時の制作関係者は「中田さんの音源が上がってきた瞬間、現場の全員が『これは世界に持っていける』と直感した。きゃりー自身の身体表現能力と、日本古来の型(カタ)が見事に合致した瞬間だった」と証言しています。