「七回忌以降、親族に案内を出すべきか迷う」「どこまで呼べば失礼にあたらないか」という悩みは、多くの施主が直面する課題です。近年の葬祭アンケートや菩提寺住職への取材でも、七回忌以降の法要形態には明確な変化が見られます。
実態として、一周忌・三回忌までは親族を広く招き、七回忌以降は同居家族や直系卑属(子ども・孫)のみで執り行うスタイルが約7割以上を占めています。遠方に住む親族に時間的・金銭的負担をかけさせないための配慮として、この線引きは広く定着しています。
また、同じ年に複数の親族の年忌が重なった場合、一度の法要で同時に供養する「併修(へいしゅう・合斎)」を選択する家庭も増えています。併修を行う場合は、「命日が早いほう、あるいは回忌が若いほうの命日に合わせる」のが作法です。
親族を招かずに家族のみで法事を行う場合は、後々のトラブルを防ぐため、事後報告ではなく事前に「今回は家族のみで執り行います」と一報を入れておくか、案内状を出さない理由を丁寧に伝えておく配慮が不可欠です。