手口は年々高度化している。近年特に猛威を振るっているのが、生成AI技術を用いた本人の偽動画や偽音声だ。本人が語りかけているかのような精巧なディープフェイク動画が制作され、「今回は特別にLINE限定で秘伝の投資手法を明かす」と語りかけてくる。
さらに、有名人の名前だけでなく「アシスタントの田中」や「アナリスト佐藤」といった架空の人物がチャット内で指導役を担当。指定された海外無登録の取引所や怪しいアプリでの取引を指示され、最初は画面上で架空の利益を表示して安心させる。最終的に高額な利益を出金しようとすると「保証金」や「税金」を要求され、結果的に全財産を騙し取られる暗号資産詐欺へと発展するケースが激増している。