Q1:一般の住宅に三相200V(動力)を引き込むことは可能ですか?
A1:技術的・規程上は一般住宅であっても引き込み工事は可能です。ただし、電柱からの引込線を電灯用とは別にもう1系統引き込む必要があり、動力専用のメーターおよび動力盤の設置工事が発生します。工事費用としておよそ15万〜30万円程度、さらに電柱側に三相の配電線が通っていない地域では電力会社への負担金が加算される場合があります。また、引き込み後は電気を使わない月でも毎月数千円〜1万円前後の基本料金が発生し続ける点に注意が必要です。
Q2:自宅の分電盤に「赤・白・黒」の線が入っています。これは三相3線式ですか?
A2:高い確率で「単相3線式」です。日本の一般的な住宅の99%以上は単相3線式で受電しており、そこに使われている電線の標準色が赤・白・黒です。中央の「白」が中性線であり、100Vと単相200Vの両方を取り出せる仕組みになっています。三相3線式の配線色も赤・白・黒が使われることがありますが、一般住宅のメインブレーカーであれば単相3線式と判断して間違いありません。確実に見極めるには、メーターの「単3」表記や電気料金の検針票(従量電灯Bなど)を確認してください。
Q3:ネットオークションで買った中古エアコンが三相200V用でした。単相200Vのコンセントに繋ぐ方法はありますか?
A3:直接接続して使用する方法はありません。コンセントの形状を無理やり加工して繋いでも、エアコンのコンプレッサーモーターが起動しないばかりか、インバーター制御基板に異常電圧が加わり機器が全損します。前述の変換インバーターの利用も、近年のマイコン制御エアコンでは安全回路が働いてエラー停止するか基板が破損するため推奨されません。買い直すか、建物に動力(三相200V)を正式に引き込む電気工事を行うかの二者択一となります。