日本の都市住宅でホームジムを構築する際、最大の壁となってきたのが「振動と騒音」だった。トレッドミルで走れば階下へドスンという衝撃音が響き、エアロバイクでは下半身しか鍛えられない。この長年のジレンマを打ち破ったのが、非接地型の滑らかなステップ機構を持つ最新ハードウェアだ。
足がペダルから離れない構造上、着地衝撃はゼロに近い。フライホイールの磁気制御技術が劇的に進化したことで、深夜のマンションで稼働させても図書館レベルの静粛性を保つモデルが標準となった。床へのダメージを恐れる賃貸住まいのアスリート層から、早朝や深夜にしか運動時間を確保できない共働き世帯まで、これまで導入を諦めていた層が一気に購入へと舵を切っている。