2020年は令和何年?今年から何年前か・干支や年齢を早見表で総括

2020年は令和何年?今年から何年前か・干支や年齢を早見表で総括

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「2020年が何年前かパッと思い出せない」と語る人が後を絶たない背景には、個人の記憶力不足ではなく、社会構造的な要因が横たわっています。その最大の引き金となったのが、東京オリンピック延期の経緯と、それに伴う認知のズレです。

2020年3月24日、当時の安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長による電話会談が行われ、大会史上初となる「1年程度の延期」が正式決定されました。世界中のスポンサー契約、放映権、記念グッズのサプライチェーンを維持するため、大会名称は「TOKYO 2020」のまま据え置かれました。

この結果、実際の競技が開催されたのは翌2021年(令和3年)7月〜8月であったにもかかわらず、街中には「2020」のロゴが溢れ返るという特異な状況が発生しました。報道関係者の手記や当時の大会運営スタッフの証言録を紐解くと、「現場では『今は2020年の仕事をしているのか、2021年の業務なのか』という感覚の乖離が日常的に起きていた」という生々しい記録が残されています。

さらに認知心理学の観点からは、「パンデミック・クロノスタシス(時間知覚の静止・歪み)」として説明されます。人間の脳は、季節ごとのイベント、海外旅行、対面での歓送迎会といった「エピソードの杭(ランドマーク)」を打ち込むことで時間の経過を把握します。2020年は緊急事態宣言の発令やテレワークの突入によって日常の差異が消失し、記憶の定着が希薄化したため、「2020年の出来事」が数年前の現実として実感を伴いにくくなっているのです。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。