カメラの回っていない自宅での二人は、驚くほど静かで穏やかだ。普段の会話はもっぱらネタの出来映えや発声法の研究。リビングのソファに腰掛け、テレビの録画映像を何度も巻き戻しては細かいミリ単位の修正点を指摘し合うという。まさに職人夫婦の真骨頂である。
一方で、家事の分担についても独特のルールが存在する。料理が得意な妻が台所に立つこともあれば、夫がサッと自作の特製料理を振る舞う夜もある。多忙なスケジュールの合間をぬって作られる食卓には、互いへの労いとユーモアが溢れている。テレビ番組で見せる派手なリアクションは影を潜め、お互いを深く尊重し合う大人の関係性が静かに営まれているのだ。