では、ガイガーカウンターはどのようにして放射線を検知しているのだろうか。中核をなすのは、不活性ガスと高電圧が充填された金属またはガラスの管「GM管」だ。放射線(主にベータ線やガンマ線)が管内を通過すると、ガス分子が電離し、瞬間的に電気パルスが発生する。このパルスをカウントし、音や数値に変換しているのだ。
ここで注意したいのは、測定値の意味である。標準的な機器で表示される「μSv/h(マイクロシーベルト毎時)」は人体への影響度を示す空間線量率だ。安価な製品ではベータ線のみを拾って数値を過大評価してしまうケースもあるため、測定対象の放射線種(ガンマ線対応か否か)を正しく理解することが極めて重要になる。