宇宙で一番大きい星は?太陽2150倍スティーブンソン2-18の全貌

宇宙で一番大きい星は?太陽2150倍スティーブンソン2-18の全貌

宇宙で一番大きい星は?太陽2150倍スティーブンソン2-18の全貌について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

なぜこれらの星々は、太陽系を呑み込むほど異常に巨大化するのでしょうか。そこには赤色超巨星の寿命と真相に直結する、星の一生のドラマがあります。

太陽の10倍から数十倍以上の初期質量を持って生まれた重量級の恒星は、中心核の水素をわずか数千万年という猛烈なペースで消費し尽くします。水素核融合が終わると中心部は収縮して超高温化し、ヘリウムや炭素、酸素の核融合が連鎖的に点火。その強烈な放射圧によって外層の水素ガスが風船のように外側へと押し広げられます。星の外層が膨張するにつれて表面温度は下がるため、赤く輝く「赤色超巨星」へと変貌を遂げるのです。

身近な赤色超巨星といえば、オリオン座のベテルギウス(太陽の約700〜900倍)が有名です。近年、大幅な減光によって「いよいよ爆発か」と世界中で騒がれましたが、ベテルギウス超新星爆発の理由として語られるのは、恒星中心部での核融合燃料の枯渇です。

中心部で鉄が生成されると、もはや核融合によるエネルギーを取り出すことができなくなり、自身の重力を支えきれなくなります。その瞬間に発生するのがII型超新星爆発(重力崩壊型)です。スティーブンソン2-18のような極限の巨星も、現在すでに一生の黄昏時を迎えており、天文学的なタイムスケールで見れば「明日爆発してもおかしくない」極限状態にあります。爆発の後には、閃光とともにブラックホールや中性子星が残される運命にあります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。