ネット上の観光情報やSNSの投稿では、有松天満社に関して一部誤解を招く記述が見受けられます。現地を訪れてからトラブルや計画の狂いを生じさせないため、知っておくべき盲点を整理します。
誤解1:「神社専用の大規模駐車場が完備されている」という誤り
有松天満社の敷地周辺にある専用駐車スペースは極めて限られており(約10台程度)、境内へ至る道路も道幅が非常に狭く、すれ違いが困難です。特に秋季大祭や初詣、6月上旬の「有松絞りまつり」の期間は、周辺道路で車両通行止め等の交通規制が敷かれます。車で訪れる場合は、名鉄有松駅直結の商業施設提携コインパーキングを利用するか、最初から名鉄本線を利用するのが鉄則です。
誤解2:「有松絞りまつり」と「秋季大祭」の混同
全国的に知名度の高い6月第1土・日曜の「有松絞りまつり」と、10月第1日曜の「有松天満社秋季大祭」は全く異なる行事です。6月の絞りまつりでも町並みに山車が展示されることがありますが、3輌の山車が本領を発揮して旧東海道を巡行し、からくり人形の本格的な奉納演技や提灯点灯を行うのは10月の秋季大祭です。山車行事の迫力を体感したい場合は、10月の日程を狙って訪問する必要があります。
誤解3:「バリアフリーで誰でも楽に登拝できる」という誤解
街道沿いから社殿へと至る正面参道は、傾斜の急な長い石段(100段以上)となっています。手すりは整備されているものの、車椅子やベビーカーでの正面からの登拝は物理的に困難です。東側の丘陵腹を回る細い生活道路から境内の高さまで迂回するルートも存在しますが、勾配がきついため足腰の弱い方は事前のルート把握とサポートが必要です。