1991年秋のスタート以来、サザエさんとのじゃんけんは単なる子ども向けの余興を超え、熱心な民間研究者による統計解析の対象となってきました。民間研究グループ「サザエさんじゃんけん研究所」などが1991年10月から2026年に至るまでの放送回(1700回以上)を網羅的に記録したサザエさんじゃんけん過去データと傾向を参照すると、完全なランダム(33.3%)ではない、制作側の無意識の癖や統計的偏りが如実に浮かび上がってきます。
長期的な通算データにおいて、サザエさんが最も多く出している手は「チョキ」であり、次いで「パー」、最も出現率が低いのが「グー」という傾向が長年観測されています。ここから導き出されるサザエさんじゃんけん勝率と法則の基本戦略は、「チョキに勝てる『グー』を出し続けること」です。グーを出し続けた場合の通算勝率は3割半を超え、あいこを含めた「負けない確率」は6割近くに達します。
さらに高度な法則として知られているのが「手の推移パターン」です。サザエさんが同じ手を3回以上連続して出す確率は極めて低く(全体の数パーセント未満)、2週連続で同じ手が出た場合、翌週は「その手以外」に切り替わる確率が90%以上に跳ね上がります。データ分析に長けた視聴者は、前週および前々週の結果をスプレッドシート等で照合し、週末の対決に備えています。