大金を手にした人々は、その後どのような人生を歩んでいるのか。取材に応じたある過去の1等当せん者は、「当せん直後の数ヶ月は、世界が自分のために回っているような錯覚に陥った」と語る。
しかし、豪邸の購入や高級車の乗り回し、急に接近してきた自称・実業家からの怪しい投資話など、周囲への不用意な発言から人間関係が破綻した例は枚挙に暇がない。一方で、当せん事実を身内の一部だけに留め、大部分をインデックス投資や安定した不動産運用に回すことで、静かに「経済的自由」をエンジョイしている賢明な当せん者も存在する。
6億円という巨額のエネルギーは、所有者の金銭リテラシーと精神力を容赦なく試す両刃の剣なのだ。