なぜデルタは、これほどの力を持ちながら「呪われたベルト」と呼ばれるに至ったのでしょうか。その真相は、デルタギア内部に組み込まれた「デモンズコンドラクター」と呼ばれる脳波誘導装置にあります。
デルタシステムは、変身者の潜在能力を極限まで引き出すために脳のα波へ強力な電気刺激を与える構造になっていました。しかし、この刺激は装着者の闘争本能や攻撃性を極端に増幅させ、変身解除後も激しいパーソナリティ障害や幻覚、凶暴化を引き起こす致命的な副作用を持っていたのです。装着者は強大な全能感に酔いしれ、やがて他者を見下し、ベルトを奪い合う亡者へと成り下がっていきました。スマートブレイン社がファイズやカイザで「ミッションメモリ」による制御方式へと舵を切った背景には、このデルタの危険すぎる暴走データがあったからに他なりません。