疑惑の火種は、突発的に燃え上がったわけではない。数か月前から動画配信のチャット欄やファンコミュニティで「最近、奥さんの話をしなくなった」「自宅からの生配信で生活感が消えている」といった些細な違和感が指摘され始めていた。一度生まれた疑心暗鬼は、瞬く間に膨張していくのが常だ。
拍車をかけたのは、地方創生やSDGs関連のプロジェクトで彼が東京を離れる機会が激増したことだった。岡山や地方都市での活動に熱を上げるあまり、「事実上の単身別居状態ではないか」という邪推が関係者の間でも独り歩きし、SNS上でセンセーショナルな見出しとともに拡散される事態に陥ったのである。