検索窓に打ち込まれる「株式会社ネクスト 悪質」というフレーズの正体を探ると、極めて入り組んだ業界の構図が見えてきます。結論から言えば、通信業界で広く知られる株式会社NEXT(ネクスト)自体は、ソフトバンクやKDDIなど大手通信事業者から通算何十期にもわたり「顧客満足度」や「受注品質」で公式表彰を受けている正規代理店です。自社Webサイト経由での光回線取次においては、「不要なオプション加入を強制しない」「キャッシュバック還元率がほぼ100%」といった透明性の高いビジネスモデルで支持を集めています。
それにもかかわらず、「怪しい」「詐欺の噂がある」と警戒される最大の理由は、消費者のもとに突然かかってくる不審な電話勧誘にあります。電話口で「ネクストの〇〇です」「NTTの委託窓口です」などと早口で名乗り、回線の乗り換えを迫る営業電話が全国で多発しており、それらを受けたユーザーがネット掲示板やSNS、電話番号検索サイトに怒りの口コミを書き込んでいるのが実情です。
通信回線の取次ビジネスには、Webサイトで集客を行う「インバウンド型」と、名簿をもとに無差別架電を行う「アウトバウンド(電話勧誘)型」が存在します。消費者に強烈な不快感を与えているのは後者であり、中には「株式会社ネクスト」という著名な代理店の信用を騙る悪質な下請けコールセンターや、同名の別法人、さらには転用・事業者変更手続きを悪用するブローカーが混在しています。これらがひと括りに認知された結果、「ネクスト=悪質業者」というネガティブな検索トレンドが定着してしまったと言えます。