害虫駆除専門業者であるクリーン計画プロープルや、国内最大級の施工実績プラットフォーム・生活110番に寄せられる相談内容を精査すると、現場では深刻な実態が浮き彫りになっています。
神奈川県内の戸建て住宅でシバンムシ駆除を依頼した40代女性は、当時の緊迫した状況をこう証言しています。
「初めはフローリングに黒ごまが1〜2粒落ちているだけだと思い、ティッシュで捨てていました。ところがある日、リビングのレースカーテンに10匹以上張り付いていて、キッチンの収納棚を開けたら、使いかけのお好み焼き粉の袋が黒い斑点で覆われていたんです。鳥肌が止まらず、夜も熟睡できなくなりました」
生活110番の加盟業者による現場レポートでも、相談者が「最初は黒ごまだと思って指でつまんだら動いた」「ハエの死骸かと思ったら硬い甲虫だった」と証言するケースが後を絶ちません。発生時期は例年5月から10月がピークとされますが、現代の高断熱住宅では11月以降の真冬であっても暖房器具の影響で室内が常に20℃以上に保たれ、通年で発生する事態が確認されています。
さらに厄介なのは、SNSや掲示板で共有される「駆除の失敗談」です。殺虫スプレーを部屋全体に噴射したものの、翌朝には別の部屋の窓際で新たな個体が蠢いていたという声は珍しくありません。目に見える成虫だけを叩いても、発生源のコア(中心核)が無傷であれば、数日おきに次世代が羽化し続けるという残酷な現実があります。