日常のなかでどのような変化が生じた際に、迅速な医療機関へのアクセスが求められるのでしょうか。明確な眼科受診の目安を把握しておくことが、視機能を守る分岐点となります。
以下のようなサインが現れた場合は、決して放置せず、当日または翌日中に眼科を受診してください。
1. 飛蚊症の影が急激に増えたとき
昨日まで1〜2個だった黒い点が数十個単位に増えたり、視界一面に墨汁やススを流したように広がったりした場合、網膜の血管が破れて生じる「硝子体出血」や広範囲の網膜裂孔が強く疑われます。
2. 視野の端に「ピカピカ」と光が走るとき(光視症)
暗い部屋や目をつぶっている状態でも、視野の周辺に稲妻のような閃光が走る症状を光視症と呼びます。硝子体が網膜を強く牽引している物理的刺激によって生じるため、網膜が破れる直前、あるいは裂孔がすでに形成されたサインです。
3. 視界の一部がカーテンや影で遮られるとき
すでに網膜剥離が進行し、剥がれた部分の視野が欠損している極めて危険な状態です。一刻を争う手術適応となるケースが多いため、救急指定の眼科を含めた即時受診が必要です。