ネット上の情報では「ストラクチャーブロックを使えば、Java版で作った城をそのままSwitchのワールドにコピーできる」といった言説が散見されますが、これは明確な誤認です。ゲーム内部で保持されるデータ構造が根本から異なり、Java版は.nbtファイル形式、統合版はレベルDB内部のキー構造または.mcstructure形式でバイナリが組まれています。外部の非公式データ変換ツール(Amulet等)を介さない限り、ゲーム内のストラクチャーブロック単体でプラットフォームの垣根を越えた転送は行えません。
また、「サイズ数値さえ上げれば町全体を一度に複製できる」という思い込みも危険です。現在の統合版の制限限界は横64×高さ384×奥行64ブロックですが、この最大枠一杯にギミックやエンティティ(村人、額縁、防具立てなど)が密集したエリアを指定して読み込みを実行すると、メモリ消費量が瞬間的に跳ね上がります。特にSwitch版や旧型スマートフォン環境では、メモリ不足による強制終了(クラッシュ)や、読み込み途中でワールドデータ自体が破損して二度と開けなくなる深刻な事故が報告されています。
安全に巨大建築を移設するための鉄則は、巨大な建造物であっても「東塔」「中央本館」「西回廊」といった形で区画を論理的に分割し、複数回に分けて丁寧に読み込みを重ねることです。一見手間に思える分割保存こそが、数千時間を費やしたワールドを予期せぬクラッシュから守る最大の防御策となります。