報道関係者や熱心な高校野球ファンが集うバックネット裏では、ネット配信の画面上だけでは伝わらない生々しい息遣いがあります。猛暑の中で行われた夏の大会から初秋の公式戦にかけて、スタンドからはベンチの指示系統や投手の指先の変化、守備位置の微調整に関する鋭い観察が飛び交っています。
ネット掲示板やSNSでは「私学優位が固定化しているのではないか」という指摘も見受けられますが、現地取材で目にする光景は異なります。公立校の乙訓、鳥羽、東山(私立)、塔南・開建など、工夫を凝らした戦術で強豪私学を追い詰めるシーンが日常茶飯事となっています。特に走塁の隙を突く戦術や、配球データを徹底研究した打撃アプローチは、私立・公立を問わず京都全体の技術水準を底上げしています。