昭和から平成の幕開けにかけて、報道各社のカメラが捉えた川嶋紀子さん(当時)のかわいい画像や写真は、現代の若い世代にも強烈なインパクトを与えています。サラサラとなびくショートボブ、微笑んだ際に浮かぶチャーミングなえくぼ、そして過度なメイクに頼らない透明感あふれる佇まいは、当時の王道アイドルにも引けを取らない輝きを放っていました。
1989(平成元)年9月に婚約が内定すると、日本全国に紀子ちゃんフィーバーが吹き荒れました。書店には紀子さまの特集雑誌が平積みされ、複数の出版社から緊急出版された写真集や関連書籍は記録的な実売数を叩き出しました。当時の大手写真週刊誌や女性週刊誌は、通常号の1.5倍から2倍近い発行部数を刷り増ししたと伝えられています。街の美容院では「紀子さま風の清楚なボブカット」をオーダーする女性が急増し、ファッション界では上品なパステルカラーのワンピースやシンプルなリボンブラウスが一世を風靡しました。
ネット上のアーカイブや回顧企画でも、「昭和・平成の皇室史上、屈指の愛らしさ」「今の時代に見ても全く色褪せない自然体の美しさ」と評されています。作られた偶像ではなく、知性と気品を兼ね備えた一般家庭の女子学生というリアリティが、国民に親近感と憧れを同時に抱かせた最大の要因でした。