日本のお笑い史に金字塔を打ち立てたザ・ドリフターズですが、2026年現在、グループの正式な生存メンバーは加藤茶さんと高木ブーさんの2名のみです。かつて5人で舞台を跳ね回り、巨大なセットを破壊しながら日本中を笑わせた伝説のグループは、いまや2人だけとなりました。しかし、彼らは決して過去の思い出に閉じこもることはなく、それぞれが驚くべき気力と健康管理のもとで現役の表現者であり続けています。
2026年3月に83歳を迎えた加藤茶さんは、かつての「カトちゃん」の軽妙な語り口を維持しながら、舞台やテレビ特番、CMなどで精力的に活動を継続しています。一時期はパーキンソン症候群に似た重い体調不良が報じられ、ファンから健康面を強く心配された時期もありました。しかし、45歳年下の妻・綾菜さんの献身的な食事管理や「減塩料理」、日々のリハビリ支援が実を結び、公の場で見せる足取りは以前よりも力強さを増しています。関係者の証言によると、「舞台に立つ直前まで静かに集中し、本番のブザーが鳴った瞬間に背筋をピンと伸ばして観客を引き込む姿は、昭和の叩き上げコメディアンそのもの」と評されています。
一方、日本最高齢の現役コメディアン兼ミュージシャンのひとりとなった高木ブーさんは、2026年3月で93歳を迎えました。高木さんは現在、長女夫婦と同居しながらウクレレ奏者としての音楽活動を継続しており、ハワイアンフェスティバルやドリフ関連の回顧イベントに車椅子や椅子に座りながらも登壇しています。かつて番組内で「寝ているだけでギャラをもらっている」とネタにされた脱力感は、90代を迎えた今、唯一無二の包容力と風格へと昇華されています。娘のサポートを受けつつ、自身のSNS等で元気な姿を発信し続ける高木さんの存在は、超高齢社会となった日本において多くのシニア層に勇気を与えています。