免税手続きを求める世界各国からのツーリストと、週に一度のセッションを楽しみにやってくる地元の常連たち。一見すると相容れないはずの二つの潮流が、このフロアでは不思議な調和を見せている。
多言語が飛び交うフロアの片隅で、Today at Appleのワークショップが始まる。iPadを手にした小学生が写真のレタッチに没頭し、その隣でバックパッカーがスケッチを描き殴る。国籍も年齢も異なる人々が、同じツールを介して同じ空間の空気を吸っている。この混沌としたダイナミズムこそ、心斎橋という街が古くから培ってきた懐の深さの表れだ。