SNSやネット掲示板における「食の変態」に対する評価は、熱狂的な称賛とリアルな戸惑いが入り混じる独特の構図を見せている。投稿された生の声と傾向を分析すると、明確な2つの潮流が浮かび上がる。
好意的な意見の多くは、「徹底的な一次情報に対する絶大な信頼」に基づいている。ネット上では「Googleマップの星評価よりも、偏愛系マニアが絶賛している店に行く方が100%外さない」「狂気を感じるほどのレポを読んでいるだけでワクワクする」「自分ではできない実験を代行してくれている感覚」といった声が目立つ。情報のコモディティ化が進むなかで、生半可なPR案件とは無縁な純粋な情熱が、ユーザーにとって最も信頼できるフィルターとなっているのだ。
一方で、ネガティブな反応や冷ややかな視線も確実に存在する。「一緒に食事に行く相手としては正直しんどそう」「食を楽しむというより、自己満足の苦行に見えてしまう」「家族がこのタイプだったら食費や生活リズムで破綻する」といった、日常生活における共存の難しさを指摘する意見だ。食事を「コミュニケーション」や「憩いの場」と捉える層と、「研究対象」と捉える層との間に、決定的な価値観の断絶があることがわかる。