史跡高松城跡(玉藻公園)の全貌!鯛が泳ぐ堀と天守復元の真相

史跡高松城跡(玉藻公園)の全貌!鯛が泳ぐ堀と天守復元の真相

史跡高松城跡(玉藻公園)の全貌!鯛が泳ぐ堀と天守復元の真相を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

城郭ファンが最も熱い視線を注ぐのが、高松城天守閣の復元計画の現在地です。かつて高松城の本丸にそびえ立っていた天守は、三重四階・地下1階の優美な「南蛮造り(唐造り)」で、最上階が下階よりも外側に張り出す特異な構造を有していました。しかし、明治17年(1884年)に老朽化などを理由に解体され、長らくその姿を消していました。

高松市は長年にわたり天守復元事業を推進しており、平成期の大規模な発掘調査と石垣の解体・積み直しを経て、天守台の修復工事はすでに完了しています。現在、来園者は美しく組み直された天守台の展望デッキに登ることができ、本丸跡から瀬戸内海や高松市街のパノラマを一望できます。

木造天守の完全復元に向けて最大の鍵となるのが、文化庁の基準を満たす「史料的根拠」の確保です。高松市では現在も、天守内部の梁や柱の位置関係を立証する詳細図面や鮮明な古写真の発見に対して最高3,000万円の懸賞金を設定し、全国規模で史料捜索を継続しています。史料の発見と並行して、伝統工法による木造復元の実施設計や財源確保の議論が着実に積み重ねられており、四国のシンボル再建に向けた機運は途切れていません。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。