丁寧さを意識しすぎるあまり、文法的に誤った表現や過剰な敬語を使ってしまうケースが後を絶ちません。代表的なNGパターンと正しい修正法をチェックしておきましょう。
1. 「〜られる」の過剰付加による二重敬語
ひとつの単語に対して同じ種類の敬語を重ねて使う「二重敬語」は、くどい印象を与え、ビジネスシーンでは原則マナー違反とみなされます。
- ❌ おっしゃられる ➔ ⭕ おっしゃる(「おっしゃる」自体が尊敬語のため「〜られる」は不要)
- ❌ ご覧になられる ➔ ⭕ ご覧になる
- ❌ 拝見させていただく ➔ ⭕ 拝見する / 拝見いたします
2. 社外の人に対して社内の人間を敬ってしまうミス
電話対応などで社外のクライアントに対し、自分の上司の行動を話す際は、上司であっても身内として謙譲表現を使うのが鉄則です。
- ❌ 「部長の田中は、そのようにおっしゃっていました」
- ⭕ 「部長の田中は、そのように申しておりました」
3. 慣習的に失礼にあたるNGフレーズ
- ❌ ご苦労様です ➔ ⭕ お疲れ様です(目上の人に対して「ご苦労様」は失礼にあたる)
- ❌ 了解しました ➔ ⭕ 承知いたしました / かしこまりました(「了解」は同僚や部下に使う表現)
- ❌ すいません ➔ ⭕ 申し訳ございません / 恐れ入ります