制作当時、番組側から「全国の視聴者から寄せられたメッセージを紡ぎ合わせて楽曲を作ってほしい」という挑戦的な依頼が届いた。番組の生放送時間内であるわずか24時間で一から曲を完成させるという過酷なプロジェクトに挑んだのが、作曲を手掛けた加山雄三(作曲家名義は弾厚作)と、作詞を務めた谷村新司の二人だった。
日本全国から続々と届く膨大なファックスに目を通しながら、言葉の断片を拾い集め、ひとつの物語へと編み上げていく作業は、まさに緊迫したドキュメンタリーそのものだった。弾厚作による切なくも雄大なメロディラインと、谷村の詩情あふれる言葉が融合した瞬間、時代を超えて愛される感動の大曲が産声を上げた。