ネットエンターテインメント業界がまだ手探りだった時代、突如として誕生したガールズダンスグループ「DANCEROID」。そのリーダーとしてグループを牽引したのが、ほかでもない彼女だった。素人が自宅の部屋や公園で撮影した動画を投稿するという手作り感満載の文化の中に、グループというプロフェッショナルな表現空間を提示した試みは当時極めて先進的だった。
彼女たちがステージ上で見せる息の合ったパフォーマンスは、単なるWeb上の流行を超えてリアルイベントの動員へと結びついていく。ファンとの距離の近さを保ちながらも、エンターテインメントとしてのクオリティを追求し続けたアプローチは、現在のアイドルカルチャーや配信者主導のライブイベントの雛形を作ったと言っても過言ではない。