クレヨンの本おすすめ決定版!名作絵本から技法書まで徹底解剖

クレヨンの本おすすめ決定版!名作絵本から技法書まで徹底解剖

クレヨンの本おすすめ決定版!名作絵本から技法書まで徹底解剖を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

「子どもが本当に夢中になって何度も読みたがるクレヨンの本はどれなのか」——これは全国の保護者や保育現場が常に抱える疑問です。書店や各種レビューの動向を調査すると、上位に定着している作品には明確な共通項が存在します。単にクレヨンがキャラクターとして動き回るだけでなく、「使われない色」「はみ出す楽しさ」といった子どもの心理に深く寄り添っている点です。

その筆頭が、絵本作家・なかやみわ氏が手掛けるロングセラー『くれよんのくろくん』(童心社)です。箱から飛び出したクレヨンたちが次々と画用紙に絵を描いていく中、「黒は画面を汚すから」と仲間外れにされてしまうくろくん。しかし、シャープペンのお兄さんのアドバイスによって画面全体を黒く塗りつぶし、最後に尖った先で削る「スクラッチ技法」によって息を呑むような夜空の花火が現れます。「どんな色にも、誰にでも必ずかけがえのない役割がある」というメッセージは、幼児絵本クレヨンの定番として不動の地位を築いています。

一方、海外翻訳絵本として世界的なベストセラーとなり、日本の読み聞かせ絵本クレヨン市場でも上位に君臨し続けるのが『クレヨンからのおねがい』(デイウォルト文/ジェファーズ絵/木坂涼訳、ポプラ社)です。ある日、男の子ダンカンのもとに届いた束になった手紙。それは「青ばかり使いすぎて疲れ果てた青クレヨン」「いつも線からはみ出して塗られて文句を言う黄色とオレンジ」など、持ち主に対するクレヨンたちのユーモラスで切実な直訴状でした。擬人化された色たちの本音に触れることで、子どもは色彩の固定観念から解放され、自由な表現への意欲を掻き立てられます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。