つきじ治作の起源は、1931年(昭和6年)に料理人・実業家であった本多治作が、三菱財閥ゆかりの岩崎家旧邸を取得して創業したことに始まります。都心の一等地にありながら、敷地の中央には巨大な錦鯉が優雅に泳ぐ広大な池と滝を備えた日本庭園が広がり、まさに「東京の奥座敷」と呼ぶにふさわしい威容を誇っています。
長きにわたり政財界の極秘会談や海外VIPの賓客接待に重用されてきた最大の理由は、徹底されたプライバシーの確保と空間設計にあります。大小19室ほどある部屋はすべて完全個室であり、どの部屋からも異なる角度で四季折々の庭園風景を眺められる贅沢な構造となっています。他者と顔を合わせることなく過ごせる動線設計と、熟練の仲居による細やかなもてなしが、高い緊張感を伴うビジネス会食や重要な慶事の舞台として選ばれ続ける決定的な要因です。