ネット上では定期的に昔と現在の比較画像が並べられ、「若い頃はあんなに美少年だったのに、今は貫禄たっぷりのおじさんになった」という論調が見られます。しかし、映画関係者や批評家の視点はまったく異なります。彼の肉体や風貌の変化は加齢による不可逆な変化というよりも、徹底した役作りの結果としての肉体改造が積み重なったものです。
2000年代以降、ディカプリオはマーティン・スコセッシ、クリストファー・ノーラン、クエンティン・タランティーノ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥといった世界最高峰の映画監督とタッグを組み続けました。過酷な19世紀のフロンティアを生き抜くハンター役や、荒くれ者のギャング、冷酷な農園主などを演じるにあたり、中性的な華奢さはむしろノイズになります。意図的に増量し、髭を伸ばし、顔に皺を刻ませることで、唯一無二の存在感を放つ俳優へと脱皮したのです。
一方、彼の私生活において世界中のゴシップメディアが長年取り沙汰してきたのが「歴代彼女25歳の法則(交際相手が25歳を迎えると破局する)」という噂です。過去にジゼル・ブンチェン、バロファ・ラファエリ、ブレイク・ライブリー、カミラ・モローネなど、名だたるトップモデルや若手女優と交際してきた中で、多くのパートナーが20代前半であったことからネットミームとして定着しました。
しかし、近年の関係者証言や本人の動向を検証すると、これは彼がハリウッドの過度な家庭的プレッシャー(結婚制度やプライベートの定型化)から距離を置き、環境保護活動や自身の創作活動に対する自立したライフスタイルを最優先してきた結果という側面が強いことが分かります。過激なパパラッチ文化やメディアの好奇の目に晒されながらも、自身のペースを頑なに守り抜く姿勢は、若き日に過剰な「レオマニア」熱狂に苦しめられた経験への自己防衛とも解釈できます。