リボン付き巾着袋で最も起こりやすい視覚的失敗が、結び目が縦を向いてしまう「縦結び(お悔やみ結び)」と、リボンの先端が垂れ下がってしまう「だらしないリボン」です。手先の器用さに関係なく、10秒でデパートの贈答品のような端正なリボンを作るための物理的な手順を解説します。
まず、袋のギャザーを寄せる際は、両手で一度にリボンを引くのではなく、袋の口部分の生地を中心に向けて指先で均等に蛇腹状に折りたたんでからリボンを絞り込みます。このひと手間で、首周りのドレープが360度均一に広がり、貧相なシワの偏りを防止できます。
結び目を美しく水平に保つコツは、「下を通した紐を上に跳ね上げ、上から被せる紐を輪の上から垂直に巻き下ろす」ことです。結び目が完成した直後、リボンの輪の内側に左右の人差し指を入れて外側へキュッと引っ張り、結び目を締めることで緩みを完全に防ぎます。
さらに見栄えを格上げするなら、リボンの先端を斜め45度にカットするか、二つ折りにして角を落とす「V字カット」を施してください。切り口に透明なマニキュアを微量塗布しておくと、サテンリボンの繊維ほつれを完全に封じ込めることができます。