赤口に計画している行事がある場合、具体的にどのようなリスクや慣習が存在するのでしょうか。主要なライフイベントごとに詳細を検証します。
1. 入籍・結婚式(婚姻関係)
結婚式や婚姻届の提出(入籍)において、赤口は「新しいスタートを切る慶事には不向き」とされます。「赤」が血液や刃物による別れ、あるいは家庭内の激しい衝突を想起させるためです。式場の日程決めでは大安や友引から予約が埋まり、赤口は敬遠されやすい傾向が続いています。もし赤口に挙式や入籍を行う場合は、挙式開始時間や届出の提出時間を11時〜13時の吉時間帯に合わせるカップルも見受けられます。
2. 納車・自動車の購入契約
自動車業界において、納車日の六曜を気にする顧客は現在も一定割合存在します。赤口は「流血を伴う交通事故」「板金修理」「車体の損傷」といったトラブルを連想させるため、納車日としては仏滅以上に敬遠されるケースが目立ちます。仕事の都合でどうしても赤口に納車する場合は、引き渡し時間を11時〜13時の枠に指定するか、納車後すぐに神社で交通安全祈願のお祓いを受ける選択肢が取られます。
3. 引越し・不動産売買契約・地鎮祭
引越しにおいて赤口が嫌われる理由は「火の元(火災)」への警戒です。新居が火事に見舞われることを忌み嫌うため、昔から赤口の引越しや契約は避けられてきました。また、家を建てる際の地鎮祭や上棟式・起工式も、施主や工事関係者が安全第一を祈願する儀式であるため、正午以外の時間帯は避けて組まれるのが通例です。
4. 宝くじの購入・投資のスタート
赤口における金運の解釈は二面性があります。「赤字」や「火の気による金運の焼失」を恐れて避ける人がいる一方、正午の勝負運にかけてあえて11時〜13時の窓口を狙って宝くじを購入する愛好家も存在します。ただし、新規口座の開設や高額な投資契約など、長期的な安定を求める取引には慎重さが求められます。
5. お参り(初詣・宮参り)や葬式・法事
神社への初詣やお宮参り、七五三などの参拝に関して、神社本庁など神道側の公式見解では「六曜と神道の教義には一切関係がない」とされています。神様に対して失礼にあたることはありません。また、仏教における葬式や法事についても、六曜は仏教の教えではないため赤口に執り行っても何ら問題ありません(唯一、友引だけは民間信仰上の理由から火葬場が休業することがあります)。