長年「陸の孤島」とも揶揄された箕面市船場東地区の風景は、北大阪急行の延伸開業を境に一変しました。地下深く掘り抜かれた真新しい駅改札を出ると、地上には美しいペデストリアンデッキが広がり、近代的な建築美を誇る文化複合施設が堂々とそびえ立っています。大阪都心のオフィス街へダイレクトに繋がる箕面船場阪大前駅の御堂筋線直通アクセスは、通勤・通学者の生活動線を根底から塗り替えました。
新駅開業前、この地域から梅田方面へ向かうには、頻発する路線バスに揺られて千里中央駅へ出るか、阪急バスで北千里駅を目指す必要がありました。雨天時の渋滞やバス待ちのストレスは日常茶飯事でしたが、地下鉄駅の直結によって所要時間は大幅に短縮され、運行ダイヤの定時性も飛躍的に向上しています。報道関係資料によると、開業後の沿線利用者は堅調な伸びを記録しており、単なるベッドタウンを超えた人の流れが生まれています。
さらに、地上部分の箕面船場阪大前駅の再開発によって、歩行者専用デッキと車道が完全に分離された立体的な都市空間が完成しました。小さな子ども連れのファミリー層やお年寄りでも安心して歩行できる設計が施されており、従来のトラックが頻繁に行き交っていた繊維街のイメージは完全に払拭されつつあります。