インターネット上のQ&AサイトやSNSでは、ゆうちょ銀行のコンビニ利用に関する誤情報が散見されます。実務上のトラブルを防ぐために知っておくべき決定的な盲点を3点挙げます。
第一に、「コンビニATMではゆうちょ銀行の紙の通帳は一切使えない」という点です。通帳記入や通帳での預け入れ・引き出し・送金が行えるのは、郵便局およびゆうちょ銀行本支店に設置されている標準規格の大型ATMのみです。コンビニATMの挿入口に通帳を無理に入れようとすると機器故障やカード詰まりの原因となります。
第二に、「1日あたりの送金・利用限度額」のセキュリティ設定です。ゆうちょキャッシュカードによるATM送金限度額は、初期設定で50万円(口座設定により引き上げ・引き下げ可能)に制限されています。高額な商品購入や不動産関連の決済などでまとまった資金を動かす場合、コンビニATMで限度額オーバーのエラーが発生し、取引が中断されるリスクがあります。
第三に、「収納代行」と「銀行振込」の概念の混同です。「コンビニでゆうちょの支払いができた」というネット上の口コミの多くは、公共料金や通販の払込取扱票をレジでスキャンして支払った体験談を指しています。これを「ATMから他人の口座へ自由に振り込める」と誤解してコンビニへ向かい、ATMの前で立ち往生するケースが後を絶ちません。