クロちゃんの実家は広島県東広島市にあり、父親の香益(かます)さんと母親のみゆきさんのもとで育てられました。幼少期のクロちゃんはピアノや水泳、生徒会活動などを経験しており、実家は決して困窮していたわけではなく、むしろ教育熱心で経済的にもある程度余裕のある環境でした。
しかし、短大卒業や大学中退を経て芸能界を目指す過程で、両親との関係には歪みが生じ始めます。最も世間に衝撃を与えたのが、「30代半ばを過ぎて売れっ子芸人になってからも、親から多額の仕送りを受け取り続けていた」という事実です。
クロちゃん本人がテレビ番組で明かしたところによると、ピーク時には毎月十数万円から20万円近くの実家からの送金があり、受取総額は約6,000万円近くに達していたとされています。仕送りをもらい続けた理由について、本人は「親が送りたいと言うから親孝行として受け取っていた」と主張していますが、実態は「生活水準を落としたくない長男」と「頼られることを拒みきれない母親」のあいだに生じた心理的な依存構造によるものでした。