テレビ界における魏涼子の出演ドラマといえば、テレビ朝日系列の国民的刑事ドラマ『相棒』への出演を筆頭に挙げるファンが少なくありません。
『相棒 season5』第8話「赤いリボンと刑事」などで見せた彼女の演技は、まさに圧巻でした。事件の核心に触れる繊細な心理の揺れ動きや、哀愁を帯びた瞳の表情だけで登場人物の過酷な半生を物語る力量は、放送直後から刑事ドラマファンの間で語り草となっています。その他にも『科捜研の女』や『臨場』、2時間サスペンスの数々において、容疑者、被害者の関係者、あるいは複雑な秘密を抱えた重要証言者といった、物語の陰影を決定づけるキーパーソンを歴任してきました。
彼女が画面に映ると「この人物には何か隠された事情がある」と直感させる説得力があり、これはセリフのない時間帯における呼吸や視線のコントロールによって生み出されています。