彼女の才能が開花する第一歩となったのが、歴史ある松竹歌劇団(SKD)への入団だった。厳しさと華やかさが同居する独特の環境で、ダンスの基礎から魅せる演技の真髄までを体得した。若き日のこの経験こそが、後のパワフルなパフォーマンスを支える揺るぎない土台となったのである。
少女時代の苛烈なレッスンは、妥協を許さないプロ意識を刻み込んだ。同期や先輩たちと切磋琢磨する中で磨かれた表現力は、日本の芸能界でも類を見ないバイタリティとなって爆発する。自分の足で立ち、観客を力強く牽引するステージングの基礎は、まさにこの原点から生まれていた。