藤原聡のボーカルアプローチを再現し、喉を痛めずにハイトーンを響かせるためには、クラシックや現代ボイストレーニング理論に基づいた正しいフォーム作りが欠かせません。
1. 声帯閉鎖と脱力のバランス(エッジボイスの活用)
高音を出そうとして息を強く吹き込むと、声帯が吹き飛ばされて裏返るか、逆に喉を過度に締め付ける「喉締め発声」に陥ります。まずは「あ゛あ゛あ゛」と鳴らすエッジボイス(声帯閉鎖の感覚)を掴み、喉仏の位置を安定させたまま最小限の息で声帯を合わせる練習が有効です。
2. 鼻腔共鳴(マスク共鳴)による響きのポジション確保
藤原聡のハイトーンは、鼻の奥から眉間のあたり(硬口蓋の上部)に鋭く響かせることで金属的かつ温かみのある倍音を生み出しています。「ハミング(んー)」の響きを保ったまま口を開き、声を前に押し出すのではなく「上奥に引き上げる」イメージで発声することがコツです。
3. 息のスピードと腹圧の連動
喉の力ではなく、下腹部(丹田)の支えによって一定の呼気圧を維持します。特に『Subtitle』や『ホワイトノイズ』のようなロングトーンでは、息の量を増やすのではなく「息の流速を鋭くする」意識を持つことで、芯のあるhiCの発声が可能になります。