日本の芸能界に彗星のごとく現れた彼女の原点を語る上で、ブレイクの引き金となった誌面プロモーションは欠かせない。特に『週刊プレイボーイ』をはじめとする集英社のグラビア企画では、太陽のもとで見せたみずみずしい佇まいが爆発的な反響を呼んだ。現場のスタッフを驚かせたのは、彼女の圧倒的なポージングセンスと、1枚のカットにかける並々ならぬ集中力だった。
オーストラリアのアデレードで撮影されたアニバーサリー写真集『so long』は、単なるグラビア写真集の枠を超えたひとつの芸術作品として高く評価されている。波打ち際で見せた無邪気な笑顔から、ふとした瞬間に覗かせるアンニュイな表情まで、水着ショットの撮影現場には苛酷な環境下でも一切妥協しないプロ意識が存在した。極寒の海に入りながらも寒さを顔に出さず、レンズの向こう側に集中し続ける姿勢。当時の撮影クルーは「カメラを向けられた瞬間にスイッチが入り、被写体として生命が宿るようだった」と明かす。その情熱こそが、いまなお語り継がれる名作カットを生み出した理由である。