警備員の制服はなぜ警察官と似ている?法律の厳格規定と最新進化の全貌

警備員の制服はなぜ警察官と似ている?法律の厳格規定と最新進化の全貌

警備員の制服はなぜ警察官と似ている?法律の厳格規定と最新進化の全貌についての真相を徹底解説します。

近年の夏期における極端な高温化は、警備業界のユニフォーム事情を根底から塗り替えました。道路上や屋外施設で終日立ち番を行う警備員にとって、ファン付き作業着である「空調服」は熱中症対策の必須装備となっています。

警備会社大手の実態調査によると、2024年から2026年にかけて空調服の支給率は急増し、主要各社の屋外現場では85%以上の配備率を記録しています。背面に配置されたファンから外気を取り込み、服内部に風を循環させて汗を蒸発させる気化熱冷却は、体感温度を3度から5度程度低下させる効果を持ちます。

ただし、ここでも警備業界特有の壁が存在します。空調服の着用にあたっても「公安委員会への制服変更届出」が必須となる点です。市販の空調服を現場の警備員が勝手に購入して着用することは法律上禁じられており、企業側が正規の標章(ワッペン)を縫い付けた空調服を事前に公安委員会へ届け出て承認を得る必要があります。

また、現場の若返りを図る企業を中心に「かっこいい制服」への刷新が相次いでいます。従来のだぶついたシルエットや無機質なグレーから、アウトドアブランドとコラボレーションしたストレッチ素材のスマートフィットデザインや、ダークネイビーを基調としたモダンミリタリー調のスタイリングへと進化しています。

某大手警備会社が制服を世界的デザイナー監修のスタイリッシュなデザインへリニューアルしたところ、新卒・中途採用の応募者数が前年比140%を記録した事例も報告されています。「ダサくてキツい作業着」から「誇りを持って街に立てるプロフェッショナルウェア」への転換が、業界全体のブランド価値を引き上げています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。