時差のある国際大会において、視聴者が最も混乱しやすいのが「どこで試合を観られるのか」という放映権と配信プラットフォームの割り当てです。今大会のバスケ日本代表テレビ放送予定は、NHK(総合・BS・NHKプラス)と民放各局(日本テレビ系、テレビ朝日系、TBS系、テレビ東京系、フジテレビ系)が試合ごとに細かく分担するハイブリッド体制が敷かれました。
具体的なパリオリンピックバスケ地上波中継時間を振り返ると、男子初戦のドイツ戦は日本テレビ系列が全国生中継を担当し、実況席の熱気とともに高視聴率を記録しました。第2戦のフランス戦はNHK総合が生中継を行い、平日深夜にもかかわらずSNSのトレンドを完全に独占。運命のブラジル戦はテレビ朝日系列が中継枠を確保し、夕刻のゴールデンタイム直前枠で大規模な特番体制を組みました。
そして今大会の視聴体験を劇的に変えたのが、TVerパリオリンピックバスケ配信の存在です。TVerはほぼすべての競技を網羅する無料ライブ配信を実施し、テレビ受像機を持たない若年層や移動中のスマートフォンユーザーを完全にカバーしました。関係者の証言によると、特に男子フランス戦の同時接続者数は、国内ネット同時配信の歴代最高水準を記録。NHKプラスとの併用により、「深夜でも布団の中でスマホから声援を送る」という新たなスポーツ観戦スタイルが完全に定着した節目となりました。