ツイート内容と、事件直前に教団批判ブロガー・米本登志彦氏へ送られた直筆の手紙から、動機の根底にある家庭環境が浮き彫りになっています。
父親の自殺後、母親は旧統一教会に入信し、総額1億円を超える巨額献金を行いました。これにより家庭は経済的に完全に破綻。山上被告は進学を断念せざるを得ず、海上自衛隊入隊後には兄や妹へ死亡保険金を遺す目的で自殺未遂を起こすなど、壮絶な困窮を経験しています。その後、病を患っていた兄の自死が決定打となり、教団に対する怨恨は修復不可能なレベルへ達しました。
手紙の中では「オレが憎むのはあくまでも統一教会」「安倍は本来の敵ではない」と記されており、思想信条によるテロリズムではなく、家庭を崩壊させた宗教団体への私怨と、その広告塔として機能していると見なした存在への復讐であったことが裏付けられています。