VTuberの撮影環境は、所属する組織の規模によって明確なグラデーションが存在します。
個人勢の場合、数百万円する光学式キャプチャの導入は困難ですが、近年は「mocopi」や「HaritoraX」、「SlimeVR」といった慣性式・小型ワイヤレストラッカーが急速に普及しました。腰や足首に手のひらサイズのセンサーを巻き付けるだけで、自宅の6畳間からでも全身の3D撮影が可能になっています。
これに対し、大手事務所は光学式カメラの超高精度トラッキングに加え、指の細かな動きを完璧に拾うデータグローブや、表情筋の微細なニュアンスを拾う専用リグを投入。コスト面では個人勢の機材一式が数十万円程度であるのに対し、企業スタジオは機材・システム維持費だけで年間に億単位の予算が動くなど、目的に応じた棲み分けが進んでいます。