『Let's天才てれびくん』のストーリーを語る上で欠かせないのが、敵対勢力である「超次元帝国清掃課」の存在です。彼らは「地球はゴミだらけで無駄が多い」と主張し、日本各地のどちゃもんを捕獲・回収して「どちゃだま」に加工しようと企む異次元の公務員集団でした。
清掃課の幹部(大水洋介・飛永翼=ラバーガール、松永天馬=アーバンギャルドなど)が醸し出す、どこか官僚的でシュール、かつブラックユーモアに満ちた言動は、子どもだけでなく大人の視聴者層まで引き込みました。「無駄を排除して効率化する」という清掃課の理念は、現代の効率至上主義や均質化に対する批評的なアイロニーを内包しており、極めて高度な脚本構成が評価されています。
また、2015年からは低年齢層向けのスピンオフアニメ『どちゃもん じゅにあ』がEテレで放送開始されました。本編の重厚なSFドラマとは対照的に、まだ未熟などちゃもんの子どもたちが繰り広げるコミカルで温かい日常が描かれ、キャラクターコンテンツとしての多面的な広がりを証明しました。