犬が白目をむいて寝るのはなぜ?瞬膜の仕組みと危険な病気のサイン

犬が白目をむいて寝るのはなぜ?瞬膜の仕組みと危険な病気のサイン

犬が白目をむいて寝るのはなぜ?瞬膜の仕組みと危険な病気のサインに関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

犬が白目をむいて眠っている時、人間の眼球のように黒目が極端に上へと回転しているわけではありません。その正体は、犬の目の内側に備わっている瞬膜(しゅんまく/第三眼瞼)と呼ばれる半透明の膜です。

瞬膜は目頭の内側から目尻に向かって水平方向に広がる構造になっており、角膜をホコリや外傷から保護し、涙を行き渡らせて眼球の表面を潤す重要な役割を果たしています。犬が起きている間は神経と筋肉の働きで目頭の奥に収容されていますが、眠りに落ちて顔面の筋肉が緩むと、自然と眼球を覆うようにせり出してきます。

この瞬膜は白やピンクがかった乳白色をしているため、飼い主の目には「黒目が消えて白目を剥いている」ように映ります。つまり、瞬膜が見えている状態は、愛犬が周囲への警戒を完全に解き、心身ともに深い脱力状態にある証拠です。

ただし、完全に目を覚ましているにもかかわらず瞬膜が戻らず露出したままになっている場合や、赤く腫れ上がっている状態は「チェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)」や角膜炎、自律神経の異常(ホルネル症候群)などの病気が疑われます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。