駐車禁止標識の下に取り付けられている「補助標識」を見落とすと、規制エリアの内外を誤認して思わぬ取り締まりを受ける原因になります。特に重要なのが矢印の向きと時間指定の数字表記です。
補助標識の矢印が持つ3つの意味
道路交通法に基づく規制標識に付随する矢印は、規制区間の範囲を幾何学的に指定しています。
- 右向きの矢印(→)または「ここから」:その地点から規制区間が始まることを示します。進行方向に対してこの標識を通過した先が駐車禁止エリアです。
- 左右両方向の矢印(↔)または矢印なし:規制区間の「途中(区間内)」であることを示します。前後の区間一帯が駐車禁止エリアです。
- 左向きの矢印(←)または「ここまで」:その地点で規制区間が終了することを示します。標識の手前までは駐車禁止ですが、通過した直後からは標識による規制が解除されます。
時間指定と曜日の複合ルール
標識の中に「8-20」や「日曜・休日を除く」といった文字が組み合わされている場合、指定された曜日・時間帯に限り規制が発動します。例えば「8-20」と書かれていれば、朝8時から夜20時までが駐車禁止となり、夜間20時1分から翌朝7時59分までは標識に基づく駐車禁止規制の対象外となります。
ただし、ここに大きな落とし穴があります。時間外だからといってどこにでも無制限に停めてよいわけではありません。夜間に同じ場所に8時間以上(昼間は12時間以上)駐車を続けると、自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法違反)に抵触し、道路交通法以上の重い罰則(3か月以下の懲役または20万円以下の罰金、違反点数3点)が科されるリスクがあります。