堀北真希さんのショートヘアを語る上で外せない最大の金字塔が、2007年放送の主演ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)です。『野ブタ。をプロデュース』や『ALWAYS 三丁目の夕日』で見せていた清楚なセミロングやボブから一転、男装して男子校に潜入する主人公・芦屋瑞希役を演じるため、髪を約40センチもバッサリとカットしたニュースは当時、日本中に大きな衝撃を与えました。
当時の制作発表記者会見やインタビューで、堀北さんは「髪を切ることに迷いは全くなかった。新しい自分に出会えるワクワク感のほうが大きかった」と語っており、その潔い覚悟が役に完璧な説得力を与えていました。このときに誕生した堀北真希のイケパラ髪型は、単なる「ボーイッシュな短髪」にとどまらず、トップに適度なレイヤーを入れつつ、もみあげと前髪に絶妙な毛束感を残すことで、少女の可憐さと少年の爽やかさを奇跡的なバランスで両立させていたのです。
その後も、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(2012年)での昭和レトロな清楚系ショートや、ドラマ『まっしろ』(2015年)、映画『麦子さんと』など、作品ごとに微細なマイナーチェンジを重ねながら、堀北真希の歴代ヘアスタイルは「意志の強い大人の女性」を象徴するアイコンへと進化を遂げていきました。