どのような夫婦にも、順風満帆な時ばかりがあるわけではない。過去には週刊誌報道による逆風や、多忙ゆえのすれ違いが囁かれた時期もあった。世間が面白おかしく騒ぎ立てる中、二人が選んだのはメディアに向けた反論ではなく、家庭内での徹底的な対話だった。
田中は自身の行動を深く省み、家族への献身を行動で示し続けた。仲間もまた、感情的な断罪に走るのではなく、長い年月をかけて育んできた人間性を信じる道を選んだ。危機を契機に、かえって二人の対話は深まり、互いにとって代えがたい存在であることを再確認することとなった。
現在、休日の田中家の庭には、田中が丹精込めて手入れをする家庭菜園が広がる。子どもたちと一緒に土をいじり、採れたての野菜を仲間が料理する。高級レストランでの外食よりも、自宅のリビングで子どもたちの笑い声に包まれながら囲む食卓を何よりも大切にする。そんな飾り気のない日常こそが、二人が守り抜いてきた幸福のリアルな姿だ。